RoHS追加候補9物質一覧(2008年6月)
RoHS指令の対象となる追加物質候補としては初めに46物質が挙げられていましたが、検討されていく過程で17物質に削減され、最終的には9物質に絞り込まれました。
RoHS指令の追加候補9物質
RoHS指令の追加候補9物質(最終的に候補に残った物質)は、以下のとおりです。
英語表記の物質名 [略した名称他](日本語訳、慣用名他)の順で記載しています。
用途などの詳細は個別ページで解説します。
- Tetrabromo bisphenol A[TBBP-A](テトラブロモビスフェノールA)
- Hexabromocyclododecane[HBCDD](ヘキサブロモシクロドデカン)
- Diethylhexylphthalate[DEHP](フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)
- Butylbenzylphthalate[BBP](フタル酸ブチルベンジル)
- Dibutylphthalate[DBP](フタル酸ジ-n-ブチル)
- Medium-chained chlorinated paraffins[MCCP](中鎖塩素化パラフィン)
- Short-chained chlorinated paraffins[SCCP](短鎖塩素化パラフィン)
- Nonylphenol/Nonylphenol ethoxylates(ノニルフェノール/ノニルフェノールエトキシレート)
- Organochlorine and organobromine compounds(有機塩素剤/有機臭素化合物)
JGPSSIやJIGで2008年8月現在、管理されていない化学物質があります。
追加候補物質は有機系化合物になるので、分析するのも大変になりそうです。
サプライチェーン間での情報共有が重要なポイントとなってくるでしょう。
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