RoHS指令の追加物質:ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)



ヘキサブロモシクロドデカン(HBCDD)

ヘキサブロモシクロドデカンは、 臭素系の化学物質で、臭素系難燃剤としての用途がよく知られています。

 

ヘキサブロモシクロドデカンのCAS No.は3194-55-6ですが、ヘキサブロモシクロドデカン(異性体混合物)のCAS No.は25637-99-4になります。

 

 

ヘキサブロモシクロドデカンの用途と特徴

ヘキサブロモシクロドデカンは難分解性・高蓄積性のため、環境中に残留しやすいと考えられている物質です。
また、RoHSでも規制されているPBDEの代替物質のひとつとして考えられている物質で、さまざまな異性体が存在しています。

 

ヘキサブロモシクロドデカンの用途としては、発泡ポリスチレン等の難燃剤としての用途が挙げられます。 他の用途としては、接着剤の硬化促進剤、繊維のコーティング用等があります。

 

ヘキサブロモシクロドデカンの略称・別名他

  • ヘキサブロモシクロドデカン
  • HBCD
  • HBCDs
  • 1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン
  • Hexabromocyclododecane
  • 1,2,5,6,9,10-Hexabromocyclododecane

 

関係法令

  • 化学物理管理促進法(PRTR法) : 第1種監視化学物質

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