Lot26のScope(スコープ)とは

ロット26(ネットワーク スタンバイ ロス)の対象製品

ErP指令のLot26(ネットワーク スタンバイ ロス)は、Lot6(待機電力)から派生してできたとも言われているロットですが、対象製品はLot6と全く同じではないことに注意が必要です。

 

Lot26については2010年12月末現在で、製品の対象についての報告書が出ています。
※2010年12月16日、こちらのWebサイトの「Documents」にアップされています。

 

いくつかのTask(タスク)がありますが、Task1で
Lot 26: Networked Standby Losses
Draft Final Report Task 1
Definition
と題して、対象製品が定義されています。

 

その中の「 1.1.6 Proposed product scope 」で対象製品が細かく定義されています。
概要は以下のようになります。

 

対象製品(スコープ、適用範囲)の概要

詳細は省略していますので、原文はこちらから参照してください。

 

●家庭・オフィス向けに使用される、以下のカテゴリを含む独立型およびモバイル製品

  • ネットワークインターフェース付の家庭用機器
  • IT機器
  • 家電製品
  • その他の電気電子機器

 

またこの適用範囲(対象製品)は、EC 1275/2008(Lot6:待機電力)と、IT機器はEN 55022:2006(EMC指令の整合規格)によるClassB(クラスB)に相当する製品になります。

 

ClassA、Bとは?
EMC指令(CEマーキング)のClassにはAとBの2種類があります。
簡単に言えば、ClassBは住宅環境で使用できる装置、ClassAは商工業環境で使用できる(住宅環境では使用不可)装置のことです。

 

 

最終決定ではないですが、ネットワークにつながっているから全ての装置(機種)が対象ということではないようです。