RoHS指令の追加候補物質の用途



RoHS指令の追加候補物質他一覧



 

RoHS指令は2006年7月から施行されています。 RoHS指令では規制対象の化学物質や規制対象外(適用除外)化学物質の見直しを行います。

 

RoHS指令施行開始当時の規制対象化学物質は鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、六価クロム(Cr6+)、PBB(ポリブロモビフェニール)、PBDE(ポリブロモジフェニルエーテル)の6物質群でしたが、追加物質が検討されています。

 

RoHS指令追加候補9物質(2008年6月)

RoHS指令の対象となる追加物質候補としては初めに46物質が挙げられていましたが、検討されていく過程で17物質に削減され、最終的には9物質に絞り込まれました。

 

  1. TBBP-A(テトラブロモビスフェノールA)
  2. HBCDD(ヘキサブロモシクロドデカン)
  3. DEHP(フタル酸ジ-2-エチルヘキシル)
  4. BBP(フタル酸ブチルベンジル)
  5. DBP(フタル酸ジ-n-ブチル)
  6. MCCP(中鎖塩素化パラフィン)
  7. SCCP(短鎖塩素化パラフィン)
  8. ノニルフェノール/ノニルフェノールエトキシレート
  9. 有機塩素剤/有機臭素化合物

 




RoHS指令の追加候補物質他一覧記事一覧

RoHS指令の対象となる追加物質候補としては初めに46物質が挙げられていましたが、検討されていく過程で17物質に削減され、最終的には9物質に絞り込まれました。RoHS指令の追加候補9物質RoHS指令の追加候補9物質(最終的に候補に残った物質)は、以下のとおりです。英語表記の物質名 [略した名称他](日本語訳、慣用名他)の順で記載しています。用途などの詳細は個別ページで解説します。Tetrabrom...

RoHS指令の新規追加物質候補として、2008年6月には9物質が挙がっていました。 その後、検討が行われていましたが、改正RoHS指令案の内部案として、新規の規制追加物質とはせず、優先的に評価するよう5物質が指定されたようです。これら5物質は主に臭素系難燃剤や可塑剤としての用途があります。今後はハロゲン系難燃剤の規制が強まりそうですので、注意が必要です。RoHSに関しては、使用用途の適用除外の見直...

RoHS指令改正案が2008年12月3日に公開されていますが、改正案の内部指令案で指定されていた5物質については新規の追加規制物質とはせず、優先的に評価する物質として付属書Vに4物質が記載されています。注)付属書Vは、優先的に評価する物質として明記・記載されているわけではないのですが、(EC)No.1907/2006(REACH規則)の第69条から72条の手続きに則って見直しするとあり、次期追加物...

RoHS指令では、使用が制限される物質(規制物質)として6物質が定められていますが、この制限物質は定期的な見直しが行われることになっています。11物質が候補の物質(詳細な評価を行う物質)として挙がっていましたが、最終的に以下の4物質に候補が絞られたようです。追加候補物質・規制濃度(閾値)Hexabromocyclododecane[HBCD(HBCDD)]ヘキサブロモシクロドデカン:3194-55...

RoHS2の規制概要はこちらでまとめています。2015年6月4日、RoHS2の禁止物質(制限物質)を定めた2011/65/EUのAnnexUを置き換える(EU) 2015/863が公布されました。官報はこちらのP10から。Commission Delegated Directive (EU) 2015/863 of 31 March 2015 amending Annex II to Direct...