RoHS3で禁止物質が追加になる?:2018年9月15日


最近になって、RoHSのことをよく知っておられる、いわゆる上級者の方の中で「RoHS3について」という話がちらほら聞かれるようになりました。

 

まだRoHS2の10物質対応も終わっていないというのに、上級者の方は既にもっと先を見ているということですね。

 

RoHS3の規制内容は?

さて、その「RoHS3」なんですが、簡単に言えば、RoHS2の改正版のことです。

 

誤解がないように説明を入れておきます。

現時点でRoHS3の案が公布されたわけではく、案すらできていない状態で、規制内容が決まっているわけではありません。

 

過去、RoHS1からの話を少しすると、

RoHS2(directive 2011/65/EU)は、今日(2018年9月15日)の時点で全面改正されたわけではありませんが、RoHS2はRoHS1から全面改正されてからちょこちょこと修正が繰り返されています。

 

本文の修正もありますし、適用除外用途の追加や置き換えなどを合わせると、40本(40ヶ所)以上の修正箇所がありますね。

 

で、もともとのRoHS2(directive 2011/65/EU)本文には、「2021年7月22日までに、本指令の全般的な見直しを行う」という内容の記載があるんですね。

 

なので、RoHS3へ改正されるのが前提、おそらくRoHS3になるときには規制物質が追加されるだろうということが推測されるわけです。

 

あまりに複雑化してしまった適用除外用途の整理も行われるかもしれません。

カテゴリごとに付属書を作るとかね。

 

ということで勝手な推測をしつつ、私はいろいろと情報をウォッチしているわけですが・・・。

 

RoHS3の追加物質の話

最近出てきたのは、RoHS3ではやっぱり規制物質が追加されそうだね、という話です。

 

話の出所は「コンサル会社の規制物質、免除用件に関してのコンサルテーションが始まった」というものです。

 

物質群として7物質群が挙げられていますが、現時点では調査を始めたという段階なので、これらの物質群が全て規制対象物質になるわけではないと考えられます。

※規制対象物質は正確には制限物質、一般的には禁止物質と呼ばれていますね。

 

混乱を避けるために(こういうリストが出てくると心配性の方々が含有物質調査を始めてしまうので)、こちらのサイトでは詳しいことを説明しませんが、影響の大きそうな物質が含まれているのが気にはなっています。

 

とはいえ、鉛だって産業界には影響大だったけれど、適用除外用途を使えば今のところはほぼ対応できているわけで、規制対象物質が追加になっても適用除外用途でほとんどの用途(使い方)には影響が出ないだろうと思っています。

 

10物質になってからのフタル酸エステル類の対応だって、産業界は対応し始めていますしね。

 

RoHS3についての話のまとめ

という、10物質の対応も終わっていないのに、既に規制追加物質の検討が始められているという話でした。

 

マニュアルにはもう少し詳しく、各々の物質群のコンサルテーション資料から展開されて出てくる物質名までを表にしてまとめましたが、これらの物質全てが規制されることになったらまた産業界は大混乱になりそうですね。

 

フタル酸エステル類4物質と同じくらいのインパクトがありそうです。

 

フタル酸エステル類4物質の場合は適用除外用途がないため、かなり影響は大きいんですが、今回の物質については適用除外用途がなければ製品が作れないかもなぁなんて、これまた勝手に考えてます。

 

 

もう、含有物質調査とか、含有物質の把握とか、こういうことからは逃げられなくなっている時代になったなぁと、つくづく実感しています。

 

有害物質(禁止物質)の含有調査や含有分析よりも、「どんな物質から構成されている材料なのか」というところに視点を置いたほうが効率がいいのかもしれませんね。

 


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