REACHのSVHC(Candedate List)未収載物質について


新年明けましておめでとうございます。麻砂子です。

本年もよろしくお付き合いくださいませ。

 

さて、新年はじめのメルマガは、
REACH関連の情報をお届けしようと思います。

 

皆さんにとって、REACH関連の情報が
どの程度気になる情報なのかはちょっとわからないのですが、
気になる方も多いと思いますので。

 

では。

 

 

REACH関連の情報といったら、
おそらく皆さんが一番気にされるのは
SVHCのことではないかと思います。

 

SVHCとは高懸念物質と呼ばれる、
簡単に言えば有害性のある物質のことですね。

 

SVHCとは「Substances of Very High Concern」の略で、
私たちがよく言うSVHCリストとは、
正確に言えば、「Candidate List」と呼ばれる
認可対象候補物質のリストのことを指しています。

 

ごちゃごちゃしてきましたね。

 

 

まず読み方ですが、
カタカナにするとちょっと違和感がありますが(笑)、

 

SVHCはエスブイエッチシー、
Candidate Listはキャンディデートリスト です。

 

それから、SVHCリストとCandidate Listの関係は、
国内でちょっとあいまいな解釈のまま用語が使われているのですが、
同じものを指していることが多いです。

 

私も通常国内で使用している、
あいまいな用語のままのほうがわかりやすいだろうと思っているので
SVHCリストという言い方をしていますが、

 

本来であれば、SVHCリストという用語ではなく、
Candidate Listという用語が正しいということなんです。

 

 

で、このCandidate Listですが、
先ほど説明したSVHC(有害性のある物質)の中から選ばれます。

 

ちなみに「SVHC」は、
こういった有害性を持つ物質のことをまとめて表現していますが、

 

「有害性のある物質」の区分には、発がん性物質であったり、
難分解性、蓄積性、毒性がある物質であったり、
そのほかいくつかの区分がありますが、

 

これらの区分に該当するとSVHCだということになります。

 

 

そして「Candidate List」とは、このSVHCの中から、
認可物質、つまり許可がもらえないと使えないよ、という物質を
選定するためのリストとして使われます。

 

なので、Candidate Listは
「認可対象候補物質リスト」や「認可対象候補リスト」などと呼ばれています。

 

Candidate Listは、
有害性のある物質:SVHCのうち、有害性の高いものから順に
Candidate Listにピックアップされているというように考えると
わかりやすいかもしれません。

 

 

「有害性の高いものから順に」といいましたが、
SVHCの有害度といったような数値があるわけではないので、
あくまでイメージですが。

 

 

で、このCandidate Listに収載された物質は、
以下のECHA(欧州化学品庁)のWEBページから確認することができます。

 

こちらのページです。

2019年1月9日時点で191物質が収載されています。

 

 

で、実はここまでが前置きで、ここからが本題です。

 

このCandidate Listですが、2019年1月9日時点で
既にCandidate Listに収載されることが決定されているのに
未収載の状態になっている物質があります。

 

それが、

1,7,7-trimethyl-3-(phenylmethylene)bicyclo[2.2.1]heptan-2-one(3-benzylidene camphor)

・EC No.239-139-9
・CAS No.15087-24-8

 

の物質です。

 

 

物質名を日本語訳すると、
1,7,7-トリメチル-3-(フェニルメチレン)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン(3-ベンジリデンカンファー)
になります。

 

EU官報はこちらから確認できますが、
ECHAのCandidate Listにはまだ反映されていません。

 

ちなみに、第20次候補物質と呼ばれている
12月頃にCandidate Listに収載されるだろうと予想されていた候補物質も
まだ結論が出ていないようで、収載されていません。

 

そのうち収載されると思いますが、
今日は1物質収載されていない物質があるよ、というお知らせでした。

 

 

それではまた次回!


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