アジア圏にもRoHSが・・・


英国は2020年2月1日、EUから離脱しました。(「合意なき離脱(ノー・ディール)」は回避されました)
英国へ製品を輸出している企業やその企業に関連する商流にある企業については、RoHSを含めたCEマーキングに代わる対応が新たに必要になる可能性があります。
※ちなみにUKCAマーキングについてはJETROの概要解説ページを参考に。

ベトナム版RoHSの規制内容

ベトナムにもEU-RoHS指令に準拠した、ベトナム版RoHSが施行されるとの情報が入りました。
最近では、タイ版RoHSといわれる、やはりEU-RoHS指令に準拠した電気電子製品の規制が始まるという情報もあります。

 

 

情報量が少ないので、今わかっている情報のみを記載しておきます。
情報引用元はこちらこちらベトナム商工省から通知案が出されています。

 

●規制対象物質および含有許容濃度
規制対象物質は、カドミウム、鉛、水銀、六価クロム、PBB、PBDEの6種類。
含有許容濃度は、カドミウムが100ppm、その他は1,000ppmで、EU-RoHS指令と同じです。

 

●規制対象製品
携帯電話・コンピューター・カメラ・テレビ・ラジオ・エアコン・洗濯機・掃除機・ミシン・アイロン・電子レンジ・腕時計などで、主に家電品とのこと。

 

●施行予定
公布は2010年11月or12月頃のようです。
施行についての情報は、探してみたのですが見つかりませんでした。
情報入手できたら追記したいと思います。

 

 

最近は、アジア圏でも有害物質に関する法規制が強化されてきています。

ベトナム版RoHS施行目前関連記事

トルコ RoHS規則(2008年5月30日公布)
トルコにもEU(欧州連合)のRoHS指令と同等な規制内容の
トルコ RoHS規則が発効になります。
若干規制内容が異なりますので注意が必要です。
改正中国版RoHS(2016年1月21日公布)
中国版RoHSが2016年1月21日付で改正されました。改正中国版RoHSについて解説します。