中国版RoHSなどの概要


英国は2020年2月1日、EUから離脱しました。(「合意なき離脱(ノー・ディール)」は回避されました)
英国へ製品を輸出している企業やその企業に関連する商流にある企業については、RoHSを含めたCEマーキングに代わる対応が新たに必要になる可能性があります。
※ちなみにUKCAマーキングについてはJETROの概要解説ページを参考に。

世界のRoHS指令準拠規制の最新情報

RoHS指令は、電気電子製品内への有害化学物質の含有を禁止する規制ですが、こういった有害物質の規制が始まったのはEU(欧州連合)からです。
日本はもちろんのこと、中国、韓国、タイ、アルゼンチン、トルコ、アメリカ(カリフォルニア州)、ノルウェー、インドなど、世界中でこのEU-RoHS指令をモデルにした有害物質規制が始まっていたり検討されています。

 

今後も世界各国で、EU-RoHS指令をモデルとした電機電子製品の含有有害物質規制が施行されることでしょう。
企業ではグローバル化が進んでいることもあり、特定の製品だけではなく、企業で扱う全ての製品や部品について、グリーン調達として部品の含有物質を管理するのが一般的になっています。

 

このカテゴリでは、世界各国のRoHS指令準拠規制について解説します。

世界各国のRoHS指令準拠規制と動向記事一覧

トルコにもRoHS規則が公布されました。2008年5月30日公布、発効し、効力が発生するのは1年後です。J-Moss(JIS C 0950)のことを日本版RoHSと呼んでいますし、中国版RoHSとか中国RoHS、韓国版RoHSとかカリフォルニア版RoHSなどと呼んでいるので、トルコ版RoHSと呼んでおこうと思います。

ベトナムにもEU-RoHS指令に準拠した、ベトナム版RoHSが施行されるとの情報が入りました。最近では、タイ版RoHSといわれる、やはりEU-RoHS指令に準拠した電気電子製品の規制が始まるという情報もあります。情報量が少ないので、今わかっている情報のみを記載しておきます。情報引用元はこちらとこちら。ベトナム商工省から通知案が出されています。●規制対象物質および含有許容濃度規制対象物質は、カドミウ...

改正中国版RoHSが2016年1月21日付で公布されました。2年超くらいでしょうか、ずっと改正される、改正されると言われていましたがなかなか改正されず、いつ改正版が公布されるのかと思っていましたが、やっと公布されました。第4章 附則の第23条によれば、施行は2016年7月1日、2016年1月現在の現行中国版RoHSは置き換えられ、廃止されるとあります。改正中国版RoHSの公布文書(中国語原文)は以...