RoHS指令・WEEE指令改正案概要



RoHS指令改正案概要(2008年12月)

RoHS指令およびWEEE指令の改正案が欧州委員会から公開されました。
改正案は、2008年12月3日にプレスリリースやQ&Aとともに公開されています。

 

RoHS指令改正案では、現行のRoHS指令と大きく異なる点が数点あります。 ここでは、RoHS改正案の主な変更点の概要を解説し、個別ページで少し詳しく説明したいと思います。

 

  1. RoHS対象製品の特定

    現行のRoHS指令では、製品の対象カテゴリーとして10の製品群が挙げられています。 そのうち、医療機器、監視・制御機器の2つのカテゴリーについては適用除外になっています。
    RoHS改正案では、付属書T(ANNEXT、アネックスT)に製品カテゴリーを、付属書Uに対象の製品(品目)を特定しています。

  2.  

  3. 医療機器および監視・制御機器の規制開始日

    現行RoHS指令では、医療機器、監視・制御機器の2つのカテゴリーについては適用除外になっていますが、RoHS改正案では、規制の適用開始時期が明確化されました。
    2014年1月1日から、製品の種類によって適用開始日が定められています。

  4.  

  5. 新規規制対象物質と優先評価物質、適用除外用途

    新規規制対象物質の追加はありませんでしたが、優先的に評価する物質として4物質が挙げられました。

  6.  

  7. CEマーキングの導入

    製造者(輸入者)の義務として、CEマーキングの貼付が追加されています。 なお、CEマーキングの適合宣言は、付属書ZのEC適合宣言書によります。

 

Directive 2002/95/EC(RoHS指令)およびDirective 2002/96/EC(WEEE指令)改正案については、プレスリリース、関連文書と共に公開されています。
RoHS指令、WEEE指令改正案はこちらから入手できます。

 

現行RoHS指令(Directive 2002/95/EC)と改正案との比較対照文書
英語です。和訳したRoHS改正案ではありません。
( 改正案の部分はグレーになっています。)
経済産業省、環境省等で公式に和訳された文書は2008年12月末時点では見当たりませんでしたが、大手企業や海外法規の情報提供有料サービス、有料の翻訳サービスなどで和訳が出回っていますので、和訳(仮訳)された文書がないわけではありません。




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RoHS指令改正最新情報(2008年11月)
RoHS指令は少なくとも4年に1度、規制内容の見直し・改正が行われます。
規制対象カテゴリーの見直し、規制化学物質の除外用途項目の解除に加え、
規制物質追加やCEマーク添付について検討されているようです。
2008年12月3日改正案:対象製品の特定
RoHS指令改正案(2008年12月3日公開)では、規制対象製品が特定されました。
付属書Tでは製品カテゴリーが、付属書Uでは対象製品名が特定されています。
2008年12月3日改正案:医療機器および監視・制御機器の規制開始日
RoHS指令の改正案が2008年12月3日に出ています。
医療機器および監視・制御機器は規制対象外でしたが、順次適用開始されます。
また、対象機器の用語も定義されました。
2008年12月3日改正案:新規規制対象物質と適用除外用途
RoHS指令の規制対象化学物質が追加されといつも噂されていますが、
RoHS指令改正案(2008年12月)では、新規規制物質の追加はありませんでした。
改正案での適用除外用途は、新規対象カテゴリー分を別に定めています。
2008年12月3日改正案:CEマーキングの導入
RoHS改正案(2008年12月)では、CEマーキングの導入について記載があります。
製造者(輸入者)には、CEマークの貼付が義務付けられています。
RoHS指令の規制対象製品でなくても、間接的に影響のある製品が出てきそうです。
RoHS指令改正案の修正案(2009年10月)
RoHS指令は2010年改正予定で、適用製品の見直しや対象物質の追加などが検討されています。2009年10月、改正案に対して修正案が出されています。
RoHS改正案 欧州議会で可決(2010年11月)
ついにRoHS指令の改正案が欧州議会で可決されました。概要を説明します。